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「初めて」と「最後」

「『ワンオペ育児』?はて、なんだろか???」

娘を生んで半年ほど経った頃。
テレビで「ワンオペ育児」という言葉を聞いて
すぐにネットで調べました。

「配偶者の単身赴任など、何らかの理由で一人で仕事、家事、育児の
全てをこなさなければならない状態を指す言葉である。」
(「コトバンク」より)

もともとは、飲食店で行われていた一人勤務のことらしいですね。
知りませんでした。

そして、「私も『ワンオペ』じゃないか!!」
と怒りを覚えました。夫に。

ただ・・・

わが夫、仕事柄、土日も祝日もありません。
朝は娘が起きる前に出勤し、
夜は娘が寝てから帰宅。

「ワンオペ」を解消するには、夫を転職させるしかありません。

「なんで私ばっかり一人で育児を頑張らねばならないんだ!」
と思う気持ちは、娘が2歳を迎えるころまで続いていました。
夫を恨みながら、ね。笑

その気持ちを変えるきっかけは、断乳でした。
2歳の誕生日の翌日から始めた断乳。
「2歳になったら、おっぱいとバイバイするんだよ。」
と約束していたので、
誕生日翌日の朝食後、最後のおっぱいをあげながら思ったのです。

「おっぱいあげるものこれが『最後』か。
2年、長かったなあ・・・生まれて、首が座って、寝返りして、
ハイハイして、歩いて・・・

あれ!?

そういえば、最後にハイハイしたのっていつだっけ??」

そう。
子どもが生まれると、「最初」の瞬間はよく覚えているものです。

初めて笑った日。

初めて寝返りをした日。

初めて「ママ」と言った日。

初めて歩いた日。

どんどん成長する子どもの「初めて」に、喜んだり涙を流したり。
けれど、

最後にハイハイしたのは?

オムツを最後に使ったのは?

お着替えを最後に手伝ったのは?

抱っこを最後にしたのは?

と聞かれても、その「最後」は覚えていないことが多いのです。
夫よりも圧倒的に娘と一緒の時間を過ごした私ですら、
覚えていない「最後」がたくさんあります。

最後のおっぱいをあげながら、
「おっぱいで寝かしつけをするのは、昨日の夜が最後だったんだなあ・・・
その時間をもっと大事にすればよかった・・・」
とちょっと後悔しました。

だから、「ワンオペ育児」になりがちで
夫に恨みつらみを抱きそうになりますが、

「娘の『初めて』も『最後』も、私が全部見てるんだもんね!!
私が独り占めだ~!!ざまあみろ!」

くらいに思うことにしました。笑

一人で頑張っている、お母さん。
あなたにしか見ることのできない瞬間があります。
もう2度と戻ってこない、愛おしい瞬間。
ビデオや写真に残せない瞬間。
それを記憶のメモリーに残して、
辛い時にはそのメモリーを開いてみてください。
出産したときの思いがよみがえって、
わが子を「ぎゅ~っ」と抱きしめたくなりますよ。

「ワンオペ育児」という言葉に振り回されないで。
愛おしい瞬間は、プライスレス!笑

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RIKA
中学校国語科の教諭を13年勤めた後、結婚を機に退職。
2015年に出産してからは、昔からやっていた「ものづくり」の道へ。
2017年には、長年縫製の仕事をしてきた母と2人で「Couture HIDA(クチュール飛騨)」を立ち上げました。
ベビーサイズからお兄さんお姉さんサイズまで
「ちょっとおしゃれな日常着」「親子コーデできるとっておき服」「特別な日のキッズフォーマル」
を主に製作しています。