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高山市ひだ木遊館「木っずテラス」がオープン!親子で楽しめる屋内の遊び場


旧 飛騨高山森のエコハウスを大改装!全天候型の木育体験施設「ひだ木遊館 木っずテラス」が、2024年11月16日のオープニングセレモニーを経てオープンしました。岐阜木遊館の姉妹館となります。

岐阜県産材をふんだんに使い、飛騨地域の伝統文化や豊かな自然にちなんだオリジナルのおもちゃと愉快な仕掛けがたくさん!木のぬくもりに溢れ、子どもはもちろん、大人もみんなわくわく楽しめる施設になりました。

※利用方法の詳細は文末に載せますのでぜひご一読ください。

木っずテラスの外観(正面)。入口隣には丈夫な木製のブランコが設置されました。
木っずテラス入口付近から望む飛騨山脈(北アルプス)槍ヶ岳など

木っずテラスは飛騨山脈を見渡す飛騨民俗村の一角、飛騨の里の近くに位置しており、四季折々の風景も楽しめる場所です。ちょうど紅葉が綺麗な季節にオープンしました。

冬の雪景色、春の桜、夏の新緑も楽しみですね。館内の窓から見える景色の移り変わりも楽しみたいところです。

「できた!」がこだまする館内、コンセプトは「もくあっぷ」


施設のパンフレットによると、木っずテラスには「施設が建った時が完成ではなく、みんなで作っていく場所になるように。高山の伝統的な屋台や山を模した遊具に、子どもたちがよじ登って遊ぶように。成長に応じて自分で遊具を選択し、挑戦する心を向上していけるように」という願いが込められています。

また、コンセプトの「もくあっぷ」とは、子どもたちの「できた!」の声が館内をこだまする様子と、木が上に上に枝を広げ大きくなっていく様子を重ねて表現しています。 

入口方面から奥を覗くと、わくわくする世界が見えてきます。子どもだったら走り出したいくらいです。

改装する前の飛騨高山エコハウスの時代も木がふんだんに使われており素敵でしたが、改装して木っずテラスになった今はとにかく上も下も横も全方向を木に囲まれ、優しく柔らかな雰囲気です。

入口から中央まで続いている宮川の清流をイメージした彫り模様がついた床板。ここではこの地方で夏に行われている鮎釣りをイメージした釣り竿とお魚で「鮎かけ」を楽しむことができます。鮎は動物性の餌を食べないので、おとり鮎を使ってひっかけて釣り上げるんですね。
おもちゃにはそのあたりも忠実に取り入れられています。

階段横にある館内の案内図。

1階中央…高山祭屋台や朝市、飛騨高山の台所が再現された「まつり広場」

1階の「まつり広場」には、高山祭りの祭屋台(まつりやたい)をイメージした大きな遊具があります。ネットのトンネルを伝って登ったり、滑り台にもなる木のスロープは小さいお子様にも人気です。

高山祭の祭屋台をイメージした複合遊具。全国的には山車と呼ばれることが多いですが、飛騨では「屋台」と呼びます。

リンゴや木の実をとったり、収穫した野菜を朝市風の商品棚に並べて売る遊びもできます。

祭屋台の前には、赤かぶが収穫できたり、リンゴなどの木の実を採ったりできる仕掛けのほか、高山名物のみだらし団子(醤油味だけのシンプルなもの)や五平餅、朴葉みそなどをイメージしたおもちゃ…飛騨高山の食文化がぎゅっと詰まっているゾーンがあります。

子どもたちは収穫した野菜を売ったり、調理してお客さんにふるまったり、お店でレジ打ちをしたり、お客さんになったり・・・とそれぞれの遊びを楽しむことができます。

遊びを通してその子らしさが出るシーンを目にしたり、こんなこと考えるんだ♪そんなこと知ってたんだ!とわが子の新たな発見にもつながるかもしれません。

「どうぞ♪」私の大好物レンコンをはさんだハンバーガーを作ってくれました。

祭屋台の手前には、自然素材を使ったモノづくりが体験できる「木の工房」があります。部屋の土壁はプロの左官屋さんとみんなで塗ったそうで、子どもの手形などが素敵な模様となっています。

1階奥…木育おもちゃが大充実の「まちの広場」、赤ちゃんが安心して楽しめる「たきの広場」、隠れ家のような「ほらあな広場」

まつり広場の隣は「まちの広場」です。

棚には数々の木育おもちゃが並んでいます。飛騨地域で作られている積み木や、木製のゲーム、ここにしかないパズルなど、大人でも興味深いものばかりです。

おや、小さなくぐり穴がありますね。いったいどこにつながっているのでしょう…。

そして、「まちの広場」の隣、1階の一番奥は「たきの広場」です。たきの広場は2歳未満のお子様の専用エリアで、三角形が連なるころころベンチの向こうには3歳以上のお子様は入ることができません。

たきの広場の壁には何やら木の棒が階段状に並んだものが取り付けてあります。クーゲルバーンといって、樹種などにより音の高さを設定するの木琴のような遊具です。

ここに丸い木のボールを転がすと聞こえてくるのが飛騨のわらべ歌「とらやのまんじゅう」♪
わらべ歌の会ではお馴染みの歌です。

三角形のころころベンチで区切られた「まちの広場」(手前)と「たきの広場」
おもちゃにはみだらし団子など飛騨高山ならではのモチーフが使われています。

さきほど紹介した「まちの広場」の壁のくぐり穴の向こうはこちら!その名も「ほらあな図書館」。高山市丹生川町にある「飛騨大鍾乳洞」をイメージして作られました。

少し狭い空間で落ちついて読書することができますが、たまに小さなお子様が通り抜けていきます。厳選された絵本などのほか、木や森など自然にまつわる本も用意されており、大人でも楽しむことができます。

ほらあな図書館の奥には「授乳室」があります。中には飛騨家具の椅子などが置かれており、戸を閉めて札を使用中にかけかえれば仕切られた空間で授乳が可能です。

2階…祭り屋台を上った先は山を感じる「さとやま広場」

子どもたちは2階に行くとき階段を使わないことがほとんどです。なぜなら、祭屋台の遊具のなかにあるネットのトンネルを登って行くから!ネットの中は登りのみの一方通行なので、1階に降りるときは階段を使います。
ストンと落ちてしまわない構造になっているので、小さなお子様でも登ることができますが、最後に半円から這い出すのが少し難しいようです。

祭屋台を登って橋を渡ると「さとやま広場」です。その中でも奥の一角は「岳エリア」で、山岳地帯をイメージしたしかけがいくつかあります。

新穂高ロープウェイをイメージした遊具は下にあるハンドルをゆっくり回すとゴンドラが回る仕組みになっています。

山小屋に登る階段。階段の途中から天井が低くなっているので、背が高い方は注意が必要です。

細い階段を上った先にはなんと山小屋まであります。山小屋には吹き抜けから下を除ける小さな窓や、キツツキの遊具もあり、狭いながらも楽しく落ち着く場所のようです。

さとやま広場にはこの他に、ちょっとしたコツが必要な木のおもちゃや、ボルダリングの壁があります。ホールド部分も木でできており、優しく吸い付くような触り心地でした。何度も挑戦して、一番上まで登れるようになった子もいました。

まさに「できた!」がこだまする瞬間です。

【要確認!】木っずテラスの利用方法

木っずテラス利用は、基本的に予約制です。web上の予約ページから予約することができます。

その他注意点は
・大人の保護者一人につき子ども4人まで入館可能
・グループで利用する際にも家族(保護者)ごとの予約が必要
・平日は午前と午後の各2時間2回入れ替え制
・土日祝日は各1.5時間の3回入れ替え制
※空きがあれば当日でも受付可能
・定休日は火曜日と木曜日
・年末年始のお休みやその他イベント情報はInstagramにて発信
・料金は岐阜県在住の方と岐阜県外の方で異なるため公式ページを確認
・受付の際に身分証明書が必要
・入館時には名前などの記入が必要

駐車場は木っずテラスの建物の前に15台分あります。

寒い雪の日にも、暑すぎる夏も、雨の日も、お子様と一緒に安心して遊ぶことができ、「できた!」をたくさん体験できる木っずテラス。ぜひご家族で通ってみてくださいね。

私たちヒダマミーも木っずテラスを応援しています。

ひだ木遊館木っずテラス
■住所 〒506-0031 岐阜県高山市西之一色町3丁目820-1(旧エコハウス)
■Tel:0577-36-1215
■開館日時
・平日 10:00~、13:30~ それぞれ2時間入れ替え制
・土日祝 10:00~、13:00~、15:00~ それぞれ90分入れ替え制
・定休日 毎週火曜日、木曜日(火・木が祝日の場合は翌平日が休館日となります)
 そのほか年末年始等の休館日があります
■駐車場 あり
予約ページInstagram

※利用時は必ず保護者同伴でお願いします

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