夕飯を済ませて後片付けを始め出した頃、
まだあと少し残っているご飯を食べていた小1の息子が
「相談がある」 と呟きました。
いつも忙しい夕刻に珍しく心に余裕があった私。
「うん、聞くよ」と言うと、
「朝の会で歌う曲が変わって、僕はその曲を覚えられたから歌いたいんだけど、
誰も歌わないから歌えないんだ。」
という内容を小1の彼なりの言葉で話してくれました。
なんとも可愛らしい悩みにホッコリしながら、
歌いたいのが本当の気持ち。
でも一人で歌うのは恥ずかしいんだね。
彼の気持ちを言葉にしてみました。
わかるよ!
だけど、私はどっちでもいいなと思いました。
投げやりな意味ではなく、どちらを選択しても学ぶことがあると感じたんです。
「うーん、難しいねぇ。どうしようねぇ。」
そうやって、私がのらりくらりしていると、
「歌ってみようかな」 息子がポツリ。
「いいね!もしそれを〇〇ちゃん(息子)が出来たら私は嬉しくなっちゃうな♪」
息子は嬉しそうに「やっぱり歌ってみる!」ともう一度言いました。
さてさて、明日はどうなるかな?
母の願いとしては、他にもそう思ってた子がいて一緒に歌ってくれるといいな。
でも一人で歌って恥ずかしい思いをしても、
直前でやっぱり怖くなって歌わない選択に変えたとしても大丈夫。
自分で考えてみて選択したこと。そこにすごく意味があるんだよ^^
少し違ったタイミングの私なら、どちらかを選択してあげて
「こうしなよ!」とドヤ顔で言ったのかもしれません。
子育てではつい感情的になって失敗ばかりの私だけど、
たまには自分が思い描いたやり方も出来たことが嬉しくて。
(これが世の中の正解なのかはわかりませんが、今現在の私の中では◎でした)
ちょっぴり成長した息子と自分を噛み締めながら、このコラムを書いている梅雨の夜です。