2024年10月19日、飛騨国分寺様にて第３回となる「乳イチョウまつり」を開催しました。
前日までの天気予報は雨！しかし当日の朝は降っておらず予報も小雨に変わっていたため、当初予定していた開催時間（15時まで）を少し早め、13時まで開催することを決定しました。
結果的には開催中は一時的に雨がぱらついたものの大雨になることはなく、無事終えることができたことを感謝いたします。
雨の予報にもかかわらずたくさんの親子連れの方や、国内外からの観光客が訪れてくださいました。それぞれお楽しみいただけましたでしょうか？多くの方のご協力のもと、本当にありがたい１日となりました。
乳イチョウ子安祈願法要
今回は特別企画として飛騨真言宗青年会のご協力により「乳イチョウ子安祈願法要」を行いました。乳イチョウとお地蔵さまに見守られながらお子様の健やかな成長をお坊さんがお一人ずつお祈りします。
大人も子どもも列に並んで、順番にお地蔵さまとつながる紐に触れ、静かに手を合わせてお坊さんのご祈祷を受ける様子がこれまでにない大切で特別なひとときとなりました。
大盛況！笑顔あふれるワークショップブース
ものづくりワークショップブースは小さいお子さまから小学生、大人も楽しめるブースとしてとても賑わいました！出店されたみなさまありがとうございました。
・つきとそら：モールドール作り、ペンケース作り、キッズアクセサリー販売
・ワダアスカ：お守りブローチ作り、タロット占い、絵本販売
・minako-n&アトリエプリーツ：マーカーで絵を描いてカレンダー作り
・ボディ＆フェイスペイントflolia：安心安全な絵の具を使用した顔や腕などへのペイント
それぞれ特色あるワークショップで、全体に穏やかな雰囲気で笑顔の絶えない空間となりました。
やってもらったお子様はもちろん、親も周りの大人も自然と笑顔があふれます。
美味しく楽しく完売御礼！フード、スイーツブース
フード・スイーツブースはキッチンカー２台を含む次のみなさまにご出店いただきました。
・Tocco：みだらしだんご、きなっこ、五平餅
・ふくろう：中がとろとろのたこやきとドリンク
・カフェクーリエ：角煮ちまき、豆花、台湾カステラ
・オータム吉日：辛くないダルカレー（豆のスパイスカレー）
・ameiro工房：カラフルふわふわわたあめとスコーン
・小夜歌：駄菓子、フレーバードリンク、スーパーボールすくい、宝石すくいなど
雨の予報ということもありきっと不安の中での出店だったと思いますが、さすが美味しいと評判のお店ばかりでお昼を待たずして完売した品も数多くありました。
休憩用に用意した椅子テーブルで食べるあったかいカレーやお団子、家で食べるのを楽しみに持ち帰る秋ならではのスイーツ…♪
普段なかなか実店舗に行けないからとイベントでの出店を楽しみにされていた方も多く、売り切れと聞いて残念がる声も聞こえましたが、混乱もなくたくさんの方が楽しまれました。
子どもくぎ付け大人ほっこり、パネルシアターと大型絵本の朗読
おはなしネット・ことだまさんは読み聞かせや朗読の大ベテラン！時折小雨が降る中ではありましたが、たくさんの親子がテント下に集まり楽しまれていました。
巧みな話術と自らも楽しまれる姿にひきこまれ、時には一緒に掛け声をかけたり歌ったりする子どもたちの様子に、大人もほっこりとあたたかい気持ちになりました。
謎解きスタンプラリー
この日境内のあちこちで見られたのが、スタンプラリーの台紙を手にした子どもたちとそれを見守る保護者の方々の姿でした。
ただスタンプを押すだけではなく、それぞれの場所でそのポイントや歴史にまつわるクイズに答える必要もあります。小さな子には少し難しいものもありましたが、大人には分かりやすい説明で勉強になり、ここでこのイベントを開催する意味がまた一つ増えたように感じます。
スタンプを押し終えて、謎解きもクリアした子どもたちはお菓子がもらえてうれしそうでした。
国分寺本堂特別無料拝観 では普段見ることのできない本堂に入って仏さまに会うことができました。初めて入った！と言われる方も多く、実施させていただけてよかったです。
昔懐かしのおもちゃプレゼント
事務局からは先着200名の来場者様（ヒダマミー＆姉妹サイトanoina,のLINE友だち登録をしてくださっている方）に、昔なつかしいおもちゃをプレゼントしました。
手にしたおもちゃで早速遊んでくれたお子様も多く、シャボン玉を追いかける姿がかわいかったです。
飛騨国分寺はどんな場所？
高山市内の多くの場所から見ることができる大イチョウは樹齢1250年、高さ28メートルにも及ぶ大きな大きな木で、国指定の天然記念物でもあります。木には気根(きこん/地中ではなく、空中に露出している根っこ)が多数見られ、その形状が乳の形に似ていることから、いつしか「乳（ちち）の木」や「乳（ちち）イチョウ」とも呼ばれるようになりました。
【どうかこの子が健康に育ちますように】
【かわいい赤ちゃんを授かりますように】
【元気な赤ちゃんが生まれますように】
【あの子も、この子も、私も、みんな幸せでありますように・・・】
いつの時代も変わらないこの願い。それを受け止める「乳イチョウ」の存在や「乳信仰」についてもっと多くの方に知っていただきたい、悩みを持つ人たちの心の支えとなる場所を作りたい、と考え、Hidamommyでは2020年クラウドファンディングでご支援いただき、地元アーティストによる絵馬と飛騨産業さま制作の絵馬棚を国分寺のご協力のもと作成しました。
飛騨国分寺の境内には大イチョウや三重塔以外に、慈母観音像なとの仏像や石碑もたくさんあり、それぞれにいわれがあります。
飛騨国分寺の乳イチョウに見守られながら素敵な空間で開催されたこのイベント！
これからもたくさんの方に親しまれ、この場所を大切に思っていただけますようお祈りするとともに、このイベントにご協力いただきました方々に深くお礼申し上げます。
皆様、ありがとうございました！！
