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私の代わりに夫へ仕返しする娘!

突然ですが、質問です。
あなたの隣に、陣痛で苦しむ人がいます。
さあ、あなたは何をしますか?

「大丈夫?」と声をかける。
背中をさすってあげる。
陣痛の感覚を測ってあげる。
普通はそうしますよね・・・

ところがわが夫。何をしていたか。
『るろうに剣心』を観ていたんですよ!!!!

これからわが子を産もうとしている妻の横で
バッサバッサ人が斬り捨てられる映画をご覧になっておられたのですよっ!
あ~今思い出しても腹が立つ。

そして病院についてからは
痛みのピークを迎える妻に向かって
「仕事に行って来てもいい?」
と聞きまして。行ってしまいました。

いよいよ生まれる段階になって呼び戻され
戻ってきたので、助産師さんが気を利かせて
「ご主人の手を握って生みますか?」
と私に聞いたのですが
「いいです!!」
と叫びましたね、私。
夫の手よりもベッドの手すりの方が頼もしいんじゃ!

出産後も「いつ鈍器で後ろから殴ろうか」
と思う程、いろいろやらかして私の心をかき乱してくれた夫。
仕事ばかりで家にもほぼいませんでした。
そして娘がおしゃべりを始めたころ。
めずらしく娘が起きている時間帯に帰宅したら、
娘は頭を下げながら

「こんにちは~」

それはもう、腹を抱えて笑いましたね、もちろん心の中で。
娘の中ではたまに訪れるよそ者扱い。
最初は「パパ」や「お父さん」とも呼ばず
「おおき~い」と呼んでおりました。

大きい人、という意味だったようです。

さすがにショックを受けた夫は
それから努力してなるべく早く帰るようになり
寝る前の遊ぶ時間を持つように。
今ではちゃんと「お父さんお帰り~」と言いますよ。

「母」は胎内で子どもを育てる段階から「母」ですが
「父」は子どもが生まれて初めて「父」になるのですよね。
私ももちろん娘に日々教えられていますが
夫こそ、娘から「父」としての全てを教わっております。

私の代わりに仕返ししてくれた娘、最高~!

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ABOUT US
RIKA
中学校国語科の教諭を13年勤めた後、結婚を機に退職。
2015年に出産してからは、昔からやっていた「ものづくり」の道へ。
2017年には、長年縫製の仕事をしてきた母と2人で「Couture HIDA(クチュール飛騨)」を立ち上げました。
ベビーサイズからお兄さんお姉さんサイズまで
「ちょっとおしゃれな日常着」「親子コーデできるとっておき服」「特別な日のキッズフォーマル」
を主に製作しています。