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魔の2歳児と赤ちゃん返りと心の余裕

6年ぶりに赤ちゃんを育てて思う。
「赤ちゃんってこんなだったっけ!?」って。

表情の1つ1つから動き方まで
とっても新鮮に感じられて
毎日が観察気分で
赤ちゃんってこんなに可愛かったんだなってしみじみ思う。
今は心から「子育てが楽しい!」って言える。

1人目、2人目とは大違い(苦笑)
あの頃は楽しむ余裕はちっともなかった。
結婚生活や子育てって我慢ばかりだと思ってた。
楽しくないから余計に苦しいよね。

あの頃と今、何がそんなに違うのか…
ちょっと考えてみた。

やっぱり私自身の「心の余裕」が大きな差だと思う。

私の2歳差育児は、子育てにようやく慣れたころに妊娠で。
つわりや大きなお腹で体力もなくなり余裕もなくなっていった。
そのうえ、上の子は自我に目覚めるお年頃。
世にいう「魔の2歳児」だ。
今なら「魔の2歳児」は、自分でやりたいんだけど上手くできなくて
言葉も上手く話せないから言ってることがわかってもらえない。
甘えてるからやんちゃするんだなって冷静になれるけど。

あの頃は「魔の2歳児」も初めてだから
わけわからなくて、でもちゃんと育てなきゃって思うから
子どものやんちゃが許せなかった。

下が生まれたらその世話をしつつ、上の子に付き合わなきゃいけない。
「魔の2歳児」+「赤ちゃん返り」でやんちゃも増える。
2人いっぺんに泣かれると、「…もう無理…」こっちが泣きたかった。

夜寝せるのもひと苦労。
上の子は寝つきも悪いうえ、夜泣き。
下の子の授乳で2~3時間おき。
寝れない。
睡眠不足はさらに余裕を奪う。

子どもは母親の心にとっても敏感で。

やんちゃしても
余裕持って対処してるときは割とすぐ収まるけど
イライラしてるとさらにひどくなる。
だからさらにイライラ→「もうしらない!!」と母爆発→「ぎゃー!!」子ども大泣き。
魔のループ(苦笑)

毎日がこんなで
ほんと先の見えない狭いトンネルにいるようで
息苦しくて苦しくて不安で怖くて
このままじゃいけないって思っても
どうすればいいかわからなかった。

あの時は自分のことで精一杯だったから気づかなかったけど。
きっと子どもも不安だったんだと思う。

吊り橋を渡ってる気分だったんじゃないかな。
先に進みたいけど足元グラグラ。
ちょっとはしゃぐと縄がきしむ。

大人だってそんな吊り橋は怖い。
泣いて騒ぎたくもなる。

きっとあの頃の子どもたちはそんな気持ち。

誰だって支えとなるものがグラグラだったら安心なんてできないよね。

「三つ子の百まで」は本当で。
あの頃の不安定さは小学生になった今でも影響してる気がする。

子どもの心の安定は
大好きなお母さんの「愛情」と「心の余裕」から生まれる。

私はそう思う。

じゃあ、魔のループから抜け出すにはどうしたらいいか。

まずはお母さん自身が「自分の心」を大事にすること。

次のコラムから少しづつ書いていこうと思います。

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ABOUT US
Megumi Higashi
創業60年の箸製造会社に嫁ぎ12年。 三代目女将としてネットショップ「箸や慶七郎」や広報、事務を担当。 去年1月に4人目を出産。(上の子たちは小6と小4の娘と小1の息子) 2歳差育児に悩み苦しみ、パートナーのうつ病を経験。自分を変えるべく心理学、人材育成、瞑想、薬膳などを学んでいく中で自分の在り方を見つける。 今は家族を支えることに夢中でにぎやかな日々の暮らしを楽しんでいる。 私の経験が誰かの力になると信じて書かせてもらいます。 飛騨のママとパパ、子どもたちの笑顔と幸せがどんどん増えることを願って。