前から気づいていました。

でてるよな、と。

たまにでてくるよな~なんて思いながら日々をお過ごしていました。
そんなに重要でもなかったし、年齢を重ねるうちに鏡に映る顔のしわやシミをなるべく見ないようにしている自分もいました。
あいつを処理するために鏡にそんなに自分の顔を押し付けるような危険な行為は極力避けたい。

ある日、主人から
「鼻毛でとるぞ。」と指摘をうけました。

「そうかな~?どれどれよくみえないなぁ~」
としらばっくれる私。

見かねて主人が
「頼むから、抜いてくれ」

この言葉になんか女としても欠落しつつある自分に気づき、一瞬「やばい!」と思いながらも、この事件をもみくちゃにしようと必死で言い訳をする私がそこにおりました。

「私だってね、仕事して育児して家事して、自分のことに構っていられる時間なんてないんよ!鼻毛が出とる!?そんなん生きとったら鼻毛も伸びるし、そんな1センチの鼻毛の世界まで気を配っていられんのよ!」と。

聞いていられない、女の最後の「あがき」です。
結果、すぐに鼻毛処理はしました。

そして、思い返すのです。鼻毛出たままで、町中を闊歩していたか?お客様にあっていたのか?ママ友と笑い合っていたのか?と。

思うと恥ずかしくなり、自分の中で鼻毛が出ていることへの言い訳を頭の中で繰り返し正当化しようとする私。

「育児」を盾にできるのは今だけ。